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反省はしてもいいけれど、後悔はしてはいけないなどとよく言われます。

確かに後悔は、自分の犯した過ち、うまく行かなかったこと、過去の出来事に対して、「あの時こうすればよかった。」「もう一度やり直したい。」などと、どうにもならないことを考えることです。

それに対して反省は、自分の犯した過ち、うまく行かなかったこと、過去の出来事に対して、「次に同じような状況に出会った時は、違う方法で対処しよう。」と、将来に対する対策を考えることです。

例えば、留学を決めて来週出発するという時、自分の語学力の無さに気がついたとします。

その時、「仕事を辞めてからこの1ヶ月、たくさん時間があったのに、もう少し勉強しておけばよかった。なぜ飲み会ばかり参加していたんだろう。スタートから出遅れた。ああー。どうしよう。」というのが後悔。「あまり勉強はしなかったし、語学力は無い。それは時間の使い方が少し間違っていたからだ。でも、留学中に語学力を伸ばすこともできるし、これからがスタートなんだから、現地では時間をうまく使うようにしよう。」というのが反省です。

ここでの違いは、過去の過ち(というほど大きなものでもありませんが)の問題点を分析し、同じ問題を今後起こさないようにするにはどうすればいいかを考えているかどうか、という点です。

上の例を見ると、反省する前に一度後悔しそうになっているのがわかります。「あまり勉強はしなかったし、語学力は無い。」と考えた時、一瞬「やばい」と思っています。「しまった。勉強しなかった。」とあせっています。

でもその後ですぐ、「時間の使い方が少し間違っていたから」と問題点を分析し、「現地では時間をうまく使うようにしよう」と今後の対策を考えています。後悔しそうになった後すぐに反省しています。

つまり、後悔は反省への入り口なのです。言い換えれば、後悔を反省に育てることができるのです。

「やばい。これをしていなかった。」「こんなことをしてしまった。」「どうしてこんなことになってしまったんだろう。もう一度やり直したい。」などと思うことは誰でもあります。そして、落ち込んで悩んで、へこみます。でも、その場所にとどまらずに、なぜそうなったのかを考えて、今後どうするかを検討する。そうすべきだというのが、「反省はしてもいいけれど、後悔はしてはいけない」ということだと思います。

つまり、後悔はしてもいいけれど、そこでストップしてしまうのではなく、反省の領域まで考えを進めるべきだということです。

そうです。後悔はしてもいいんです。ポイントはその後どう考えるかということです。

今、いろんなことを後悔している人もたくさんいると思います。私もその一人です。それはそれでOKなんです。でも、その後悔をよく見つめなおして、最後は将来に対する対策を考えることができれば、後悔するのも捨てたもんじゃないと思います。