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「No」と言える日本 という本が話題になったのは今から20年以上も前のことだ。本の内容はともかく、このタイトルを聞いた人は、日本あるいは日本人はやはりNoとはなかなか言えないのだ、と思った。そして自身を振り返って確かに、日本人はNo とはっきりと言わないことを改めて認識した。

ニュージーランドに住んでいて感じるのは、人々が簡単にNo と言うことだ。何かを聞いても、I don’t know などと簡単に言う。これができるかと尋ねても、No we can’t と普通の顔をして答えられることも多い。日本から来た私は最初、そのNo に非常に戸惑った。日本ではNo と言われることに慣れていなかった。人に何かを尋ねても、No と即答されることはほとんどなかったからだ。

でも今は、No と言われることにも慣れたし、No と早めに言ってくれるほうが楽に感じたりする。できることとできないことを最初にはっきりとさせるほうが、うまくいくことも多いと思う。

以前にこのブログでも書いたが、ニュージーランドでは、「あなたはどうしたいのですか?あなたはどう考えるのですか?」とよく聞かれる。そこからがスタートだ。自分はこうしたい、自分はこう考える、ということをそれぞれが出してから話が始まる。それがいいか悪いかということではなく、そういうスタイルなのだ。そして、できることはできる、できないことはできないとみんながはっきりと言うところから、最終的に着地点をみんなで見つける努力をする。そういう社会なのだと思う。

No と言うことは、決して悪いことではなくて、最終的な着地点を探すための単なるスタート地点なのだと思う。