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昨日、2021年10月28日、ニュージーランド政府の記者会見があった。

ニュージーランドに入国する人たちが今まで原則14日間の政府管理下施設(MIQ)での隔離が義務付けられていたのが、11月14日から、7日間に短縮されることがアナウンスされた。

MIQでの7日間の隔離の後、入国後9日目の検査結果が出るまでの間は、自宅での自主隔離を引き続き行う。

この MIQ での隔離期間の短縮によって、今までボトルネックとされてきた、隔離施設のキャパシティの問題が、ある程度解消されることが予想される。

そして、 現在ニュージーランド国外にいて帰国を望んでいるニュージーランド国籍や永住権を持つ人たちが、 これまでの予想よりも比較的早めに、スムーズにニュージーランドに帰国できるようにもなるだろう。

ニュージーランド政府は現時点では、 ニュージーランド国外にいて帰国を希望しているニュージーランド国籍や永住権を持つ人たちの入国を優先させている。 その人達の帰国が一段落すれば、 今度は国籍や永住権を持たない人たちの入国に向けて、入国制限が緩和される可能性も高くなる。

従って、昨日発表された MIQ での隔離期間の短縮は、今後の入国制限緩和に向けての大きな一歩だといえる。

また昨日の会見では、 MIQ を使わない入国後すぐの自宅での自主隔離の運用も、来年から本格的に始める考えがあることにも言及された。

さらに、入国制限緩和プランの一つである、10月30日から12月8日までの期間実施される予定の、 一定数のビジネスパーソンを対象としたSelf Isolation Pilot についても、自宅での自主隔離期間が、14日間から10日間に短縮されることも同時にアナウンスされた。

今後、MIQでの隔離期間の短縮と、Self Isolation Pilot の自宅での自主隔離期間の短縮が問題なく進んで、 海外にいるニュージーランド国籍や永住権をもつ人たちの帰国が一段落し、かつニュージーランド国内のワクチン接種率が90%に到達して NZの新しいCovid-19対策フレームワークに移行することができれば、 ワクチン接種を完了した学生ビザや就労ビザを持つ人が ニュージーランドに入国できるようになるのも、そう遠くはないように思う。

なお、MIQでの隔離期間の短縮に応じて、隔離施設の費用も約半額程度に減額されている。

Shorter stays in MIQ announced by Government
https://www.miq.govt.nz/about/news/shorter-stays-in-miq/

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