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先日ロトルアボーイズハイスクールのラグビー部の1st XV(一軍)の練習を見に行った。

ラグビー王国ニュージーランドでは、強豪高校には少なくても数チーム、多ければ20チーム以上があり、全てのチームが大会に参加できる。

中でも1st XVは、どの高校でも特別な存在で、1st XVとそれ以外では学校のチームの扱いも選手達の意識も大きく違う。1st XVは専用のドレッシングルームや専用の試合グラウンドがあるし、一軍と二軍が一台のバスで遠征するときも、一軍のメンバーは後ろのほうの席に座るし、宿泊階も異なることもある。

彼らの練習風景を見ていると、誰一人として「言われたから仕方なく練習している」選手はいない。練習が始まる前に練習場所に集まるところから、練習中、片付けまで、年齢や学年に関係なくみんな自分から積極的に動いている。

また、やらないとコーチに怒られる、という理由で練習を一生懸命している人は皆無だ。そもそもコーチは怒らない。

その代わり、一生懸命やらなければ、他の選手が起用されることもある。怒られはしないけれど、別の意味で厳しい環境だ。

練習中はどの選手もとても楽しそうだ。先日からこのブログでも「楽しい」について書いているけれど、ニュージーランドの高校ラグビー部の選手達も、楽しいからやる。その次に、ラグビーをやることが自分にとってプラスになるからやる。

まずは「楽しい」からスタートするのだ。

そしてコーチの指導も、選手達が楽しく練習できるように工夫している。時には選手達もコーチ達も大きな口を開けて笑いながら練習している。

選手達はまずは楽しいからラグビーをやる。そして自分にとって必要だと頭で判断したからそれをやる。その気持ちや判断に従って、自ら行動する。

コーチ達も、選手の気持ちと判断を尊重する。

そんな環境が、ラグビー王国にはある。