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英語で議論をしていると、タイミングよく自分の意見を述べることが難しい。ずっと黙っていて、あなたはどう考えますか、と誰かが質問を投げかけてくれた時にしか、自分の意見を言うことができない。
ニュージーランドの人は、例えば、ポリテクや高校の授業中でも、タイミングよく先生に質問をする。また、ディスカッションの時でも、自分の意見をうまく伝えるすべを知っているように思う。確かに、日本人にとっては英語力の問題も大きいと思う。しかし、英語ができたからと言って、うまくディスカッションできるとは限らない。タイミングよく自分の意見を述べたり、質問をしたりするには、それなりの技術と経験が必要だと思う。

ニュージーランドでは、幼稚園の時から子どもも他の人の前で自分の意見を述べたり、自分のことを話をしたりする機会がたくさん与えら得ているように思う。2歳の娘が通う幼稚園でも、朝はみんなで話しをしているようだ。先生が「昨日は夕方から何をしていましたか」と聞くと、一斉に子どもたちの手が上がる。そして、指名された子どもは、「テレビを見ていました」とか「チップスを食べました」とか得意げに話をする。そして先生が「それに対して何か質問はないですか」と他の人に聞くと、「何のテレビを見ましたか」とか「おいしかったですか」とかいう質問が次から次へと出てくる。もちろん、その質問にもこどもが答える。

このように、小さな頃から双方向のコミュニケーションが当たり前のように行われている。幼稚園や学校では、先生の言うことを一方的に聞くことが求められているのではなく、あくまでも子どもや学生が主体となって、先生や時には学校全体と双方向のやり取りを行っていく。小学校や中学校、高校と進学するにしたがって、内容こそ異なっていくだろうが、双方向のコミュニケーションが授業中も行われているということは変わらない。そういう雰囲気、そういう下地がニュージーランドにはあるように思う。