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ご存知の方も多いと思うが、今、ニュージーランドでFIFA U-17 Women’s World Cup New Zealand 2008 が開催されている。女子サッカーの17歳以下のワールドカップ大会だ。
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昨日11月9日に準々決勝が行われた。そのうちのひとつのカードが、日本対イングランドだった。私は、ラグビーのオールブラックス対スコットランド戦のリプレーを見た後、このゲームを見たのだが、久しぶりにスポーツを見てとても感動した。

日本は、予選を3戦全勝と楽々と勝ち抜いて、前評判は高くなかったが、ここにきて優勝候補とも言われ始めていた。特に、15歳の岩渕真奈選手の評判は日ごとに上がり、この大会でもっとも注目を集める選手のうちの一人となった。

ゲームは、90分になるときは2対1で日本が勝っていた。後は時間を稼ぎながらロスタイムを消化するだけという90分過ぎ、イングランドの選手が最後の賭けでけったシュートが入り、2対2の同点。試合は延長戦にもつれ込んだ。15分ハーフ×2の延長戦でも決着がつかず、結局PK戦にもつれ込む。この時点で、見ていても選手達の消耗はピークに達していることがわかった。そして、イングランドのキーパーが1本止めて、4対5でイングランドが勝利。その瞬間、日本の選手達はがっくりと肩を落としていた。

今日のFIFAのサイトを見てみると、昨日の日本対イングランド戦の記事の書き出しは、岩渕真奈選手をたたえる内容だった。まだ君の選手としての活躍は終わったわけではない。ハミルトンの観衆は君のプレーにとても感動させてもらった、と書いてあった。FIFAの公式サイトで、日本のしかも15歳の少女がたたえられている。そして、ニュージーランドの人々も心からの喝采を与えている。

この大会に出場している選手は、高校生だ。ちょうど日本から留学に来ている高校留学生と同じ年齢だ。この試合を見ながら、私は、来年からニュージーランドに高校留学にくる女子高校生のことを考えていた。たった一人でニュージーランドにやってくる15歳の高校生。彼女も、岩渕真奈選手や他の選手達のように、ニュージーランドの人々に心から応援されて活躍する日がきっとくるに違いない。そう思いながらゲームを見ていた。