The New Zealand Qualifications Authority(NZQA) というニュージーランドの国の機関がある。ニュージーランドの全ての資格の管理、資格のコースを提供する教育機関の管理、学生の資格の記録、資格の取得基準の管理、海外の資格の審査などの業務を行なっている。
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例えば、New Zealand Diploma In Business という資格について、これはどのような資格で、どんな内容の科目を、何科目取得しなければならないかを決めるのも、NZQAだし、それぞれの科目の内容、試験や課題の内容などを決めるのもNZQAだ。また、この資格の内容を学生に教えることができる教育機関の審査も行なうし、この資格を取得中、あるいは取得した学生が、どの科目をどんな成績で取得したのかの記録もNZQAが行なっている。

また、高校生が受験する、National Certificate of Educational Achievement（NCEA）という国の統一試験の管理も行なっている。したがって、高校留学生であっても、NCEAのそれぞれの科目のそれぞれのレベルの試験を受験して一定の成績を修めたものは、ニュージーランドの国の資格、例えば、NCEAの英語のLevel 3 などを取得でき、その記録はNZQAに残ることになる。

国が、高校１年生レベルから、資格の内容やレベル、取得方法などを全国で統一して管理しているので、同じ資格を持っている人は、同じレベルの知識とスキルがある、とみなされるので非常にわかり易い。だから、仕事の採用基準にも、○○という資格以上を持っていること、などと明記されている場合も多いし、ニュージーランドの大学やポリテクの入学基準も、NCEAの英語のLevel 3 以上を取得していること、などとなっている。

ニュージーランドの高校、ポリテク、専門学校、そして大学・大学院に留学する場合は、NZQAとニュージーランドの資格について、留学前にある程度の知識があったほうがいいだろう。

http://www.nzqa.govt.nz/index.html