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ニュージーランドでは子どもが5歳になると小学校に通い始める。

ニュージーランドの学校は、小学校から大学までほとんど、2月に始まり12月に学年が終了する。でも小学校の入学は、5歳の誕生日からが普通だ。例えば、3月3日で5歳になる人は、3月2日までは幼稚園に通って、3月3日から小学校に通い始めるということもありえる。11月15日が5歳の誕生日の人だと11月15日から小学校に入学する。

受け入れる小学校からすると、1人ずつ違う日に入学してくるということになる。だから入学式というようなものはない学校が多い。

日本のように一斉に4月に入学するほうが、受け入れる学校はやりやすいだろう。でも、日本の小学校では、ほぼ1年の違いのある生徒が1つの教室で同じ授業を同じ進度で受けることになる。高学年にもなると大きな差はなくなるのかもしれないが、低学年では1年間の年齢の違いは大きい。特に、ニュージーランドのように5歳から小学校に入る場合は、5歳1ヶ月の人と5歳11ヶ月では、大きく違う。そう考えると、ニュージーランドのやり方も、合理的と言える。

子どもが4歳にもなると、親はどの小学校に子どもを通わせるかを真剣に考える。例えばロトルアの場合、小学校の校区は決まっているが、スクールゾーンフリーでどこからでも通える学校もあったり、私立の学校で校区に関係なく通える学校があったりする。また、子どもの小学校のことを考えて、入学させたい学校の校区内に家を買って引越しをする家族も多い。逆に言うと、子どもが1歳や2歳のときに家を買う場合、どの小学校の校区であるか、ということが大きな一つの条件となる。

どの小学校に子どもを通わせるかについて、ある4歳児の母親はこう言っていた。「子どもは一人ひとりが違う。だから、ある子どもにとってはいい小学校でも、違う子にとってはそうではない場合もありえる。私の娘には、いろんな違った人たちと一緒に過ごして、そこからいろんなことを考えて学んでほしいと思っている。だから、いろんな国からの生徒、いろんな民族、いろんな階層の家族のいる学校を選ぶ。」

これを聞くと、子どもの小学校選択には、親がしっかりと教育について考えていなければならないと感じる。だから、子どもの教育を考えるとき、親も自分自身にいろんなことを問いかけて、答えを見つける必要がある。また、自分の子どもがどんな性格なのか、何が得意で何が苦手なのか、よく理解している必要もある。みんなが行くからとか、友達がいるからとか、そう言う理由で子どもの小学校を選択する人は少ない。学校のブランドやイメージもあまり大きく影響しない。親達は自分で学校の情報を集めて、それを元に自分達で自分達の基準で考えて、選択する。