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語学学校に留学している日本人留学生に聞くと、聞けるのは聞けるけれど、なかなか話すことができない、という人が多い。また、中国やサウジアラビアやその他の国からの留学生は、文法が間違っていようが、うるさがられようが、どんどん話す。それがすごいと思う、との意見も多い。

何故、日本人留学生は他の国からの留学生に比べて、英語を話すのが得意ではないのだろうか。もともとの気質もあるだろう。前に前に出るという性格の人が他の国に比べて比較的少ないというのも事実だと思う。

私は、日本語の文法が英語の文法と大きく異なるというのも、話せない原因の一つだと思う。例えば、英語でI love you は日本語では、私はあなたを愛しています、で、単語の順番が異なる。主語、動詞、目的語、いわゆるSVOの順番の英語に対して、日本語は、主語、目的語、動詞、SOVの順番だ。だから、英語でも、I you love と言ってしまいがちだ。英語で話をしていても、どうしても動詞よりも目的語を先に言ってしまう。そして、単語の順番を考えているうちに、話すということ自体も難しくなってしまう。

どうすればいいのだろうか。

私はやはり、どんどん話すべきだと思う。たとえ、I you love と言ったことが原因で相手にI don’t love you と言われてもいいから、単語の順番が違ってもいいから、時制が過去でも現在でもいいから、三人称単数にSをつけなくてもいいから、どんどん話すべきだと思う。最初は通じないかもしれない。笑われるかもしれない。何度も聞き返されるかもしれない。でも、そんなことは気にしないことだ。英語の習得に留学に来ているのだから、英語ができなくてもかまわない。むしろその方が自然だ。

そして、目的語が動詞よりも先でもいいから英語を使って話をしていると、自然と話せるようになってくる。いつの間にか、動詞の後に目的語を持ってくるようになる。過去のことは過去形を使い、三人称単数にはSをつけるようになってくる。そうしないと、どうも落ち着かなくなってくる。少し時間はかかるかもしれない。でも話し続けることが大切だ。

明日から、I you love と自信を持って言ってみよう。