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誰も自分のことをわかってくれない、と感じることもあるだろう。一人ぼっちで孤独で、とてもつらいと思う。何故みんな自分のことをわかってくれないのか、何故誰も自分のことをわかろうともしてくれないのか。そんなことを考えていると、どうしようもなく、不安で寂しくて、いたたまれない気持ちになるだろう。

でも、何故、誰か他の人が自分のことをわかってくれるなどということがあるのか。少し考えてみると、自分も誰か他の人のことをわかっていないし、わかろうともしていないことに気がつく。自分が誰か他の人のことをわかっていないし、わかろうともしていないのに、どうして誰か他の人が自分のことをわかってくれて、わかろうとしてくれるだろうか。

そもそも、誰か他の人が自分のことを完全にわかる、などということはない。自分の気持ちや考えをわかっているのは、世界中で自分自身ただ一人だ。本当は、それも怪しいと思うが、最もわかっているのは自分自身だ、と言い換えることも出来るだろう。自分は他の人のことはわからないし、他の人も自分のことがわからない。それが前提だ。

だからこそ、自分のことを人に少しでもわかってほしいときには、自分が何を感じ、何を考えているのかを、わかってほしい人に自分から言葉で丁寧に伝える必要がある。それでもなかなかわかってもらえないだろう。でも、自分の感情や考えを人に言葉で伝えている間に、自分でも自分自身をよりわかるようになることもある。また、その言葉を聞いている他の人は、自分が自分のことを誰かにわかってほしいと思っていることくらいは、わかってくれるだろう。

そして、自分のことをわかってほしいときは、まず自分が他の人のことをわかろうとするのがいい。自分が誰かに興味を持てば、その人も自分に興味を持ってくれるかもしれない。

誰もわかってくれない。それが当たり前だ。そこから始まるのだ。