ニュージーランド現地無料留学エージェント

弊社のラグビー留学生達もそうだけれど、日本のラグビーボーイズ、ラグビーガールズ達も、オールブラックスの選手達に会うのは長年の夢だし、一緒に写真を撮ってもらえれば、一生の思い出になる。

何年か前にロトルアボーイズハイスクールにリッチー・マコウやリアム・メッサムなどオールブラックスの選手数名が来校した時、日本からの留学生達はもちろんのこと、現地の生徒達も競うように一緒に写真を撮っていた。

ラグビーをする人達にとっては、オールブラックス、そしてリッチー・マコウはあこがれの存在だ。

だから、リッチー・マコウが試合で活躍すればラグビーボーイズ、ガールズ達はものすごくうれしいし、もっと活躍してほしいと応援する。

でも、今までのラグビー高校留学生の中に一人だけ、「僕はオールブラックスの選手と写真を撮るのは嫌です」と、チャンスがあってもかたくなに写真を拒否していたラグビーボーイがいた。

彼は、毎晩寮を抜け出して、一人で黙々とランニングをし、ウエイトトレーニングやキックの練習もストイックに続けていた。留学を始めたのは15歳の時だったけれど、彼のその集中力と持続力は、我々から見てもすさまじいものがあった。

当時から彼の目標は、ニュージーランドでプロラグビー選手になって、将来は日本人初のオールブラックスになることだった。15歳の時から絶対に自分はプロラグビー選手になると自分自身を信じていたし、オールブラックスになることを公言してはばからなかった。

だから彼は、オールブラックスの選手と写真を撮るのが嫌だったのだ。

彼にとっては、オールブラックスは将来のチームメイトであり、あこがれではなくいわばライバルだった。

だから、「なぜ自分が、チームメイトでありライバルにもなり得るオールブラックスと写真を撮らなければならないのか」と思っていたのだ。

もっといえば、自分は写真を撮ってくださいと言われる側の存在であるべきで、そんな自分が写真を撮ってくださいなどと言うことはできない、と思っていたのだろう。

極端な言い方をすれば、彼はオールブラックスに、あこがれではなく嫉妬を感じていたのだ。

本気でオールブラックスを目指すラグビーボーイズは、あこがれではなく嫉妬を感じる。自分がいるべきところにすでにいる、そんなプロの選手達を見て、現在の自分とのギャップを感じ、いつか必ず自分もそこに行くと決意する。

そんな人は、オールブラックスに一緒に写真を撮ってください、とは簡単には言えないだろう。

本気でトップを目指す人間はそんなことを考えるのだ、と我々に教えてくれた留学生だった。