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人は言葉で考えているという。

そして、考えているから世界も自分も存在するという人もいる。いわば、我考える故に我あり、だ。

もしそうなら、言葉が全てだともいえる。

多くの長期の高校留学生は、留学を始めた時には英語はほとんど話せないし、理解できない。でも、1年経ち、2年経ち、3年もすると、友達や先生との会話は全く問題なくなるし、英語で夢を見るようにもなる。

つまり、英語脳ができる。言い換えると、日本語と英語を訳しながら考えるのではなく、英語で直接考えるようになる。

バイリンガルやトリリンガルの人の話を聞くと、ある言葉と別の言葉で会話をする時には、声のトーンが変わったり、話し方が変わったりするそうだ。私の友人も、英語で話をする時にはやや声が高くなるという人がいる。

それはおそらく、日本語で考えている時と、英語で考えている時があって、つまり日本語脳と英語脳の部分があって、それぞれの脳の部分を使っている時には、根本に近い部分から何かが変わっているのだろう。

人が言葉で考えて、考えるから世界も自分も存在し、言葉が全てであるのなら、同じ人でも、日本語で考えている時と英語で考えている時では、世界も自分も異なることはあり得るだろう。簡単に言えば、日本語で考えている時と英語で考えている時では、世界のとらえ方が違う。

もしそうであるならば、留学して英語脳と呼ばれる部分ができ、英語で直接考えて会話をするようになった時点で、日本語で考えていた時と異なる世界のとらえ方ができるようになる、ということだ。

英語で会話ができる、英語脳ができる、というのは、単に英語がペラペラ話せるというだけではなく、それまでと異なる世界のとらえ方ができるようになる、ということなのかもしれない。