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子どもに、「人に迷惑をかけないようにしなさい」と注意することがあるだろう。

私も子どもの頃によく親や先生から言われたし、大人が子どもにそう言うことは一般的だった。今でもそうかもしれない。

でも、最近は、「人に迷惑をかけるなと言うこと」に、疑問を挟む人もいる。

人に迷惑をかけるなと言うけれど、何をしたって迷惑をかけている。そして人から自分も迷惑をかけられている。お互いに迷惑をかけることを前提に生活をしていくのがいい、という主張だ。

私も基本的にはその主張に賛成だ。

もちろん人に迷惑をかけないに越したことはないし、自分の言動や行動が人の迷惑になっていないか気にかけることも必要だ。

でも、人に迷惑をかけないということを自分の言動や行動の最優先の基準にしてしまうことは、人にどう受け取られるかで自分の言動や行動を変える、ということになるだろう。何かを言おうとする時、何かをしようとする時、まず人がどう感じ、どう考えるのかを考えて、それを基準に行動する。

一見とてもいいことのように思うけれど、それは言い換えると、自分の言動や行動の基準を自分自身ではなく人に求める、ということだ。それが行きすぎてしまうと、常に人がどう感じるのか、どう考えるのかを気にして自分の言動や行動を決めることになってしまう。もっと言えば、自分がこう言いたい、こうしたい、と思っても、人の反応を優先して止めてしまう。

大人になっても、どうしても人の反応が気になって、自分が言いたいこと、したいことができない人がいるなら、もしかしたら、子どもの頃に大人から言われた、「人に迷惑をかけないようにしなさい」という呪縛から逃れられていないのかもしれない。

もしそうであるならば、迷惑をかけないことを最優先するのではなく、人のことは考えながらも、多少迷惑をかけたりかけられたりしてもいいから、自分が言いたいこと、自分がやりたいことを優先してみてもいいかもしれない。

そしてもし人が迷惑を被ったというのであれば、そこから誠実にそれに向き合えばいいのだと思う。