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昨日、高校留学生とそのご家族と一緒にうちでディナーをした。

小学生、中学生、高校生の会話を聞いていると、よくわからない言葉がたくさん出てくる。「マジ、やばい」とか「超むかつく」とか、よく聞く言葉だが実際に、そのニュアンスはよくわからない。だから聞いてみた。

聞いてみると、使っている本人達もよくわからないままそれらの言葉を使っているようだった。例えば、「マジやばい」と「超やばい」はどっちがどうやばいのか、と聞いてみると、「う~ん」と言って悩んでいる。「マジ」は今現在のことで、超は過去のことです、と説明してくれる人もいた。なるほど言われてみるとそんな感じもする。

今の若い人の言葉は乱れている、と仰る方もいるだろう。でも、私が高校生の時も同じことを大人に言われた。「超」などという言葉は、おそらく私が高校生の時くらいから流行りだしたのだと思う。当時は何でも「超」をつけて話していた。例えば、「超かっこいい」とか「超気分悪い」とか「超嫌い」とか「超すごい」とか。別に「かっこいい」「気分悪い」「嫌い」「すごい」でもいいのだが、なぜか全てに超をつけていた。

私が高校生の時にそんな言葉を使っていたのは、一つには、自分達だけに通じる言葉を使うことで、友達同士の仲間意識を高めたり、先生や大人との間に境界線をわざと引く意味があったように思う。他のグループには理解しがたい同じ言葉を共有しているということは、仲間意識を超高めるのだ。

もう一つは、当時は理屈よりも感覚で生きていたことも、理由の一つだと思う。自分の頭の中にある理屈よりも、胸の中にある感情をなんとか表現しようとしていた。それが、「超」などという言葉になって表れていたのかもしれない。

若い人達の独特の言葉を聞いて、こんな風にそれを分析するようになったら、いよいよ歳をとったのだと、超感じる。