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iPhone発売から10年、ということは、スマホ時代が始まって10年ということだ。

だから10年以上前は、電車の中でも、カフェでも、家の中でも、街で歩いていても、スマホをいじっている人がいなかった。日本ではいわゆるガラケーを使っている人はいたのだろうけれど、友達といようが、恋人同士で過ごしていようが、家族で一緒の時間を共有していようが、どこでもいつでもずっと携帯電話の画面をチェックしているなどという人は、今よりは少なかっただろう。

ということは、今の20代半ば以上の人達がスマホ第一世代だ。その中には、30代から50代くらいの小中高校生の親の世代も含まれる。含まれるというよりもスマホ第一世代ど真ん中だろう。

ということは、今の小中高校生の世代は、「親がスマホを持っている小中高校生」第一世代だ。言い換えれば、「小中高校生の親が家で子どもと一緒の時間を過ごしている時にも、スマホをチェックしている」第一世代、もっと言えば、「ふと見ると親がスマホをいじっている」小中高校生の第一世代、ということになる。

今の小中高校生が大人になった時、「僕ら私らが子どもの頃、家で親をふと見るといつもスマホをいじっていて、こちらのことはあまり見てくれていなかったね」などと言うのかもしれない。「家族で一緒に遊んでいても、夕食の時も、車に乗っている時も、通知音がなったらうちの親はすぐにスマホをチェックしていたよ」と言うのかもしれない。

今の子ども達の多くの記憶には、そんな親の姿がある。

それでいいのだろうか。