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ニュージーランドではほとんどの人がフェイスブックを使っている。

連絡を取る時は、日本ではLINEが主流なのだろうが、ニュージーランドでは、携帯電話のショートメッセージかフェイスブックメッセンジャーを使う人が多い。

フェイスブックは、特に遠く離れた友達や家族に連絡を取ったり、近況を知らせたりするのにはとても便利だ。タイムラインを眺めていると、旅行や食事、お子さんや家族、友達との近況など、たくさんの投稿を読むことができる。そしてそれに友達や家族がコメントやいいねを付けたりしている。

ただ、フェイスブックでのやりとりと、普段のフェイストゥーフェイスのやりとりを比べると、違いがあるように思う。大きな違いの一つは、フェイスブックでは、まず発信する人がいて、その内容のほとんどは自分のことだ。今日はこんなことがありました、こんなものを食べました、家族にはこんないいことがありました、友達と一緒にこんなことをしました、など、まず自分や自分の周囲のことを発信する。

そしてその内容に対して、読んだ人が、コメントをつけたり、いいねをクリックしたりする。コメントをつける人は自分の近況をさらに書き込むのではなく、発信者のその内容にリアクションをするだけで終わることが多い。つまり、まず発信者からの内容があって、周囲のリアクションがある。

逆に、実際に会って誰かと話をする時には、まずは相手の近況を尋ねたり、相手の話を聞くところから始める場合も多いのではないだろうか。会っていきなり、「昨日こんなことがあったんだ」とか「最近食べたものでこんなのが美味しかった」としゃべり続けることは、あまりない。もし自分の近況を話したなら、次は相手のことに耳を傾ける。面と向かっての会話は、そんなスタイルのコミュニケーションが多いだろう。

もしフェイスブックで、「みなさんお元気ですか?」などと書いても、読んだ人は「???」という感じだろう。まずは自分の近況を書くことを求められる。それがフェイスブックだと思う。

だから、いつもLINEで会話をしている人と、いつもフェイスブックで会話をしている人と、また携帯電話のメッセージで会話をしている人、そして、実際に会って話をしている人では、コミュニケーションに違いがあるように思うし、その結果、人と人との関係も少し変わってくるようにも思う。