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赤ん坊は泣く。なぜなら泣くことでしか伝えられないからだ。

母親は、自分の赤ん坊の泣き声で、おなかが減っているとか、おむつを変えないといけないとか、どこかが痛いとか、赤ん坊が伝えようとしていることがわかるという。すばらしい。でも、周囲の人たちは赤ん坊の泣き声はいつも一緒に聞こえる。

少し成長して子どもになったら、泣くだけではなく言葉で何かを伝えることができるようになる。でもまだ、寂しいときは母親に泣いて甘えるし、気分が悪いときは感情を露わにして怒る。赤ん坊ほどではないけれど、子どもはまだ泣いたり怒ったりすることで、何かを伝えようとする。

そして大人になったら、自分の感情を言葉できちんと伝えることができるようになる。それは、言葉を習得するだけではなく、感情のコントロールができるようになるからだ。

十代の人達、ちょうど高校生くらいの年代は、子どもと大人の間にいて、言葉できちんと感情を伝えられることもあれば、感情を優先させてしまうこともある。そしていろんな失敗や軋轢などの経験を通して、自分の感情をコントロールする方法を身につけ、言葉を使って伝える術を知り、大人になっていく。

まあでも、たまに大人でも、自分の感情を言葉できちんと伝えることができない人もいる。自分の思い通りにならないと大声を出したり、言葉できちんと伝える努力をしなかったり、コミュニケーションを拒否してしまったりする人がいる。そんな人は、まだ赤ん坊に近い部分を持っているのかもしれない。

十代の経験はとても大切だ。それは、赤ん坊から子どもになり、子どもから大人になるためのたくさんの経験をする時期でもある。