ニュージーランド現地無料留学エージェント

少し前までは、人口約450万人のニュージーランドよりも、日本のほうが不動産の値段ははるかに高く、ニュージーランドの人達は東京や大阪の地価を聞いて、「クレイジーだ」などと話をしていた。

でも今は、特にオークランドの不動産価格は急激に上がっていて、若いカップルが最初の家を購入できる値段ではなくなってきている。また、それに伴って賃貸住宅のレンタル費も上がり、家族で暮らしやすい地域に住もうと思ったら、世帯収入の3分の1を軽く越える費用がかかることも珍しくない。

ただニュージーランドの場合は、ロトルアなどの地方の都市の不動産価格はオークランドほど上がっておらず、その差がどんどん広がっている。

だから、今までは18歳になって仕事を始めたり大学やポリテクに通うようになったら、フラットシェアをして親元を離れて暮らす若い人達が多かったけれど、フラットシェアの値段も上がり、オークランド中心部ではなかなか思うような部屋を探せなくなっている。そして、授業料が同じであれば、オークランド以外の都市で大学やポリテクに行くのも、費用だけを考えればとても魅力的な選択肢になって来ている。

留学生活でも、やはりオークランドは他の都市に比べてホームステイ費用も高いし、交通費もかかるので、一年間の生活費はどうしても高くなる。長期留学の場合は、生活費も考慮に入れなければならないので、特に親子留学などはオークランドでは費用を考えると、なかなか難しくなってきている。

仕事のことを考えれば、オークランドを選ぶ人が多けれど、生活費を考えると、ニュージーランドの地方都市で暮らすのもとても魅力的だ。また、地方都市は自然も多く、人も少なく、通勤や通学時間も短く、その町が気に入ればとても快適な生活ができる。

ただ、政府も不動産価格の高騰には何らかの対策を立てようとしているようなので、これからのオークランドの生活費の推移にも注目していきたい。