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日本の家電メーカーなどが以前よりも元気がないというニュースをよく目にする。だから、「もう日本はどんどんだめになっていく」という方もいる。でも、このブログでも何度か書いたけれど、これから日本がどんどんだめになっていくとは私は思わない。

確かに、人口は減少を続けるだろうし、それに伴ってGDPも少なくなってくるだろう。また、一億層中流などという時代は過去のものとなり、経済格差も今までよりは広がって、一所懸命働いても所得が上がらない、という人達の数も増えていくと思う。

でもだからといって、これから日本がどんどんだめになっていくことが決まっているわけでは全くない。国として、あるいは個人個人ができることはたくさんあると思う。

日本という国が変化していることは確かだ。また、日本で暮らしている人々の生活も急速に変化している。この急速な変換に対応するために移民の受け入れが必要だ、という意見も多い。移民について語るときには、「移民」の定義を明確にする必要があると思うけれど、移民についてはまたいつかこのブログでも触れたいと思う。

日本が大きく変化している時代、国としてどんな方向を目指すのかというところも重要だけれど、日本で暮らす人達個人個人がどんな生活を望むのか、というのも大切だ。例えば今の15歳の高校生は、後50年間は学校で勉強したり社会で働くことになるから、50年後の社会や生活も見据えて、具体的にどんな生活をすることを、本人や親、そして社会が望むのかを考える必要があるだろう。

急速な変化の中では、当然今の高校生の親の年代が持つ価値観は全く通用しないだろう。我々の時代は、いわゆるいい大学に行って、大卒時点で一流企業に一度就職すれば、65歳まで一生安泰、という価値観を持つ人が多かった。でも、これからは、というよりもすでにその価値観は通用しなくなっているし、今後50年の間には全く異なる価値観が生まれてくるだろう。

では、どうすればいいのか。今の高校生は、どこでどんな教育を受け、どんな価値観を持って、どんな仕事をして、どのように収入を得ていけばいいのだろうか。また、親の世代と異なる価値観とはどんな価値観なのだろうか。

急速な変化の中で個人レベルでもそれらのことを考え、それぞれが希望とする生活を設定し、その生活を実現するための具体的な方法を考え実行する。これから50年以上学校や社会で活躍していく若い人達と、その親御さんは、そんなこともゆっくりと親子で話をすることが必要だろうと思う。