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ニュージーランド、特にロトルアでは、町で子どもをよく見かける。13歳以下の子どもを一人で家に居させてはいけないという法律もあり、町にいる子どもはほとんどの場合は親と一緒だ。

町を歩いていると別に聞くともなしに親子の会話が聞こえてくることもあるのだけれど、よく聞いてみると、親が子どもに「早く早く」とせかしているのはあまり見かけない。

もちろんニュージーランドにもいろんな親子関係があり、いろんな親がいるので、全員がそうだというわけではない。けれど、「早く来なさい」とか「早く○○をしなさい」と子どもに言っている親はあまりいないように感じる。

まあ、ロトルア、特に週末のロトルアで親子で町にいるときに、子どもを急がせる必要などほとんどないという環境もあるだろう。でも、ニュージーランドの友達を見ていても、子どもを急かすような言葉は、意識的にかけないようにしている人が多いようだ。

私が子どもの頃は親から「早くしなさい」とよく言われたし、私の友達も常に言われていたことを覚えている。だから、自分の子どもにもつい「早く○○しなさい」と言ってしまいがちだ。

でも、ニュージーランドで暮らしている親たちを見ていると、子どもに「早くしなさい」と言う理由やシチュエーションはほとんどないことに気付く。

例えば子どもに「早く来なさい」と言った後で、よく考えてみると、子どものペースでこちらに来ることを親がじっと待っていてもよかったのではないか、と思うことがある。子どもに早く来なさい、というのは、子どもの安全を守るためとか子どもにとってプラスになる為ではなく、単に自分が待てなかったからに過ぎない、と思う。

だから、できるだけ「早くしなさい」と子どもには言わないようにしている。そして本当に早くしなければならないのだろうか、とその都度自分に問いかけるようにしている。