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ニュージーランドの人たちは、日本と比べると、自分が住んでいる土地に対する執着が弱い気がする。

家を買っても、しばらくすると簡単に売って同じ町の次の家に移り住む。また、違う町で仕事が見つかれば、家族全員で引っ越しをする。たとえそれがニュージーランド以外の国であっても、今住んでいるところにはあまり執着せずに、住む場所を変える。

また、生活スタイルに合わせた家や場所に住む、という考えがあるので、たとえば、結婚してすぐは小さな家に夫婦で住み、子どもができたら家族の人数にあわせて少し広めの家を探し、子どもが巣立っていけばまた夫婦で小さな家に移って、歳をとって若い頃に比べて体が思うように動かなくなってくれば、町の中心に近い便利でこじんまりした家で暮らす、というのも一般的だ。

だから、ニュージーランドの不動産市場には、たくさんの物件がでている。最近はインターネットで物件を探すのが当たり前になってきて、専用のサイトもいくつかあるようだ。

そのサイトをみていると、ニュージーランド全国の不動産の物件が見られるのがおもしろい。ほとんどの場合は、家の中と外の写真もたくさん掲載されている。真剣に家を探している方は場所も予算も限定されるだろうが、雑誌を眺める感覚で何となく見てみるのも楽しいと思う。

中には、6つのベッドルームに加えて、シネマルーム、バー+ゲームルーム、ジム、サウナがある、8,300平米の土地に建つ700平米の家も売りにでている。実際にそんな家に暮らす人がいて、売りにでているその家を買う人がいるということに、ちょっと驚く。

時間のあるときに、ニュージーランドの不動産サイトをご覧になるのもおもしろいと思う。
http://www.nz.open2view.com/