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昨日8月11日はスーパームーンだったそうだ。

スーパームーンという言葉は、私が子どもの頃は聞かなかったけれど、満月でもいつもよりも大きく見える時があって、それをスーパームーンと呼ぶのだそうだ。

ニュージーランドは昨日はあいにくの雨で月は見られなかったのだけれど、一昨日の晩、娘と一緒に庭に出て空を見上げた。

庭に出た瞬間娘が、「うわぁー、きれい!」と大きな声を出すくらい、きれいな月が出ていた。月の明かりも侮れないもので、スーパームーン一日前にもなると、真っ暗なはずの夜空が少し青みがかった紺に近い色に見えたし、流れる雲も月明かりに照らされて、昼間の雲に近い白色をしていた。

そしてふと足下を見ると、私と娘の影がくっきりと庭の芝生に浮かんでいた。夜とは思えないけれど昼間でもない、独特の明るさだった。

そうしてスーパームーンの明かりを背にして静かな足下の影を眺めていると、私たちが月を地球から見上げているというよりも、月が地球上の我々を見下ろしているように感じて、月の引力に背中を引っ張られるような、そんな錯覚を覚えた。