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私が子どもの頃は、当然だけれどデジタルカメラはなかった。フィルムのカメラはカメラ自体もフィルムもそして現像代も高かったので、今のようにパシャパシャとシャッターを押すことはなかった。

だから、24枚撮りのフィルムの、最初の数枚はお正月、次の数枚は卒業式や入学式、そして夏休みがあって、運動会の写真が数枚で、合計24枚、ということも珍しくなかった。その年のお正月の写真を、現像して見るのは秋か冬だった。しかもうまく取れていなかったり、うまく現像できていなかったりしても、「あーぁ」と言ってあきらめるしかなかった。

本格的にデジタルカメラが一般家庭に普及し始めたのが2000年頃とのことだから、今の中学生以下の人は生まれた日のデジカメで撮影した自分の姿を持っている人もいるだろう。また、2005年にはフィルムカメラとデジタルカメラの販売台数が逆転し、携帯電話のカメラの性能も上がってきたので、今の小学校低学年以下の人たちのほとんどは、毎日のようにデジタルのカメラで撮った写真をたくさん持っているのだと思う。

弊社の留学生、特に高校留学生たちは、会って話をしたり、みんなで一緒にランチパーティをしたり、ラグビーの試合を観に行ったりした時には、かなりの枚数の写真を撮って、日本の親御さんに見ていただく。また、ラグビー留学生は、試合や練習の写真も撮ってお送りしている。写真は一時間のラグビーのトレーニングでも数十枚、みんなで集まれば多いときで300枚くらい撮る。一年間で24枚の写真を現像していた時代に比べると、枚数は桁違いだし、海外に留学していながら親御さんたちに写真を見ていただけるのは、本当に時代が変わったと思う。