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日本でも週末に、大阪府と大阪市などで選挙が行われたようだが、ニュージーランドでも3年に一度の国政選挙が11月26日の土曜日に行われた。ニュージーランド国民あるいは永住者で、18歳以上、そしてニュージーランド国内に継続して1年以上在住している人であれば、有権者登録をして選挙権を得ることができる。選挙に関する情報はウエブサイトなどで得ることもできるが、英語だけではなく、マオリ語、アラビア語、中国語、韓国語、サモア語、トンガ語、ベトナム語、そして日本語などでも発信されている。

結果は、与党国民党(National Party)が、単独過半数にはわずかに届かなかったものの、議席数を2つ伸ばして60議席となり、9議席を減らした労働党(Labour Party)の34議席を大きく引き離した。

今回の選挙の投票率は73.8%で、1887年に行われた選挙の投票率67.1%に次ぐ120年ぶりの低投票率だったそうだ。ちなみに3年前は79.5%。ニュージーランドの新聞によると、選挙戦が長く国民党の勝利がほぼ明らかだったことが低投票率の原因の一つだとのことだ。

私も当然投票に行ったが、たくさんの人がどんどん投票所に詰め掛けていたので、過去最低に近い低い投票率になるとは思わなかった。ニュージーランドの人は18歳でも当たり前のように投票に行くものだと思っていたので、人数にして約100万人が投票しなかったと聞くと、少しショックだ。

私は基本的には、何らかの機会があればそれをできるだけ使うのがいいと思う。選挙にしても他のことにしてもそうだ。せっかく選挙権があるのに、棄権するのはもったいないし、投票するにしても棄権するにしても、その結果は自分に返ってくるのだから、機会を生かして投票するべきだとも思う。何かアクションをおこした結果を受け入れるのと、アクションをおこしていない結果を受け入れるのとでは、納得のレベルが大きく異なる。

それは、選挙以外でも同じだ。何か機会、チャンスがあるのなら、それに対して自分で何らかのアクションを起こして結果を待つのがいいと思う。何もせずにその結果にだけ文句や批判をする人もいるが、文句を言うなら最初から自分で動いてから言うべきだと思う。選挙もそうだし、勉強や仕事、人間関係や普段の生活、そして留学も同じだ。

世界的に景気がよくない現在だし今後の見通しも明るい話は少ない。3年後の国政選挙はどうなるのか、議席数だけではなく投票率にも注目したい。