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今日から、本格的にニュージーランドの高校ではNCEAの全国統一試験が始まった。

NCEAは、National Certificates of Educational Achievement の略で、ニュージーランドのYear 11 からYear 13 (日本の高校1年生から3年生)の高校生を対象とした資格だ。高校生は、普段の高校の授業中のテストやこの学年末の全国統一試験での成績でNCEAの資格を取得することができる。それぞれの学年を対象に、各科目Level 1 からLevel 3 までのレベルが設定されているが、一人の生徒が異なるレベルの科目を取ることもできる。例えば、Year 12の学生が、数学はLevel 2 を取って、英語はLevel 1 を取る、などということも珍しくはない。そして、ニュージーランドの大学やポリテクニックの入学基準は、NCEAの取得単位数に応じて定められているので、大学や専門学校進学を目指す高校生にとっては、とても大切な試験だ。

試験時間は各科目3時間。途中退室もできるが、最後の30分程度の退出は禁止されている。試験時間が長いので、午前1科目、午後1科目の1日最大2科目が実施される。例えば、今日の午前中はLevel 1 の英語、Level 2 のドイツ語などが実施された。今年の授業は終わっているので、各生徒は自分の試験科目が終われば、1月末までの長い夏休みに入るし、長期留学生は日本に一時帰国する。

今年のNCEAの全国統一試験は、Level 1 が6万3千人、Level 2 が5万5千人、Level 3 が3万9千人ほどが受検する。

高校留学生たちもこの試験を受ける学生も多い。後少し、最後まで気を抜かずに受験してほしい。