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先日、娘が通う小学校で「クイズナイト」というイベントが開催されたので見に行ってきた。

会場の小学校の講堂には、おおよそ150人くらいの保護者と子ども達が集まっていた。司会進行や運営は全て小学校の先生とスタッフで、校長先生もずっと動き回っていた。

クラスごとに10名くらいの代表が集まったチーム対抗のクイズ大会で、問題は、ニュージーランドの各地の写真を見て地名を当てたり、世界各国の首都を答えたり、ニュージーランドの有名な人物の写真から名前を当てたり、音楽を聴いて曲名とシンガーを当てたりするクイズで、子どもも大人も真剣に頭を抱えて考えていた。

このクイズ大会は、単なる楽しみのためのイベントではなく、目的は寄付金集めだ。クイズの合間にラッフルチケットを発売することでお金を集める。ラッフルチケットは番号を書いた札で、先日は1番から30番の札があり、賞品によって、一札50セントから2ドルで売られる。例えば、バスケットボールが賞品のときは、ラッフルチケットが1枚1ドルで売られ、30枚が全て売られるまで抽選をしないので、30ドルのお金が入ってくる。そして抽選で一人にバスケットボールが賞品として渡される、という仕組みだ。バスケットボールなどの賞品は、おそらくこちらも父兄からの寄付のもの多かったようなので、チケット販売したお金はほぼ全額寄付金となる。

そのラッフルチケット30枚の販売と抽選が10回ほど行われたので、一晩で300ドルから600ドル程度のお金が集まったと思う。

参加した保護者も、ファンドライズを目的としたクイズ大会であることは十分承知しているので、どんどんラッフルチケットを買う。クイズよりもそれがメインのイベントだ。「寄付金を集めるのでお金を持って来てください」というのでは人もお金も集まらない。だから、クイズ大会というイベントをして、楽しみながら寄付を集める、という趣向だ。

このクイズナイトのファンドライズのイベントは、ニュージーランドではかなり一般的で、学校を初めとして寄付金を集めたい組織はよく開催しているようだ。留学中にもしどこかでクイズナイトが開催されたら、参加してラッフルチケットを買ってみてはどうだろうか。