ニュージーランドでは、学生ビザで就学中は基本的には働くことはできない。学生ビザはニュージーランドで学校に通うために交付されるビザだからだ。
しかし、一定の条件の下では、学生ビザで就学中でも週に２０時間以内であれば就労することができる。詳しくは、下記の移民局のサイトを見てほしい。
http://www.immigration.govt.nz/migrant/stream/study/canistudyinnewzealand/allaboutvisas/
学生ビザで就学中に週２０時間働くのは、実際には主に大学生や専門学校に通う留学生達だ。１８歳以上の学生がほとんどで、自分の生活費くらいは自分で稼がないといけないし、卒業後にニュージーランドでの就労を目指している人は、学生のときの仕事が経験になるし、学生の時に働いていた仕事先で雇ってもらえるかもしれない。
弊社の留学生の中にも、オークランドの私立の専門学校で就学中に働いていた学生もいるし、５月から専門学校に通う学生も働く予定だ。また、弊社が運営する留学生ブログ、ほんとの生活＠ニュージーランドのブログライターの何人かは、ニュージーランドの大学や専門学校に通いながらライターとして働いていた。
だが、学生ビザでの就労についての情報は、あまり多くない。留学生に対する情報も少ないし、ニュージーランドの雇用主に対する情報はほとんどない。また、海外からの留学生ということで、最低賃金を支払ってもらえなかったり、逆に、雇用主が週２０時間以内というルールを知らなかったりすることから、トラブルもあるようだ。
そして最近、ニュージーランド移民局が、NZ Study Work というウエブサイトを立ち上げた。このサイトは、ニュージーランドで学生ビザを持っている人が一定の条件の下で働くときの情報が掲載されている。情報は、留学生用、雇用主用などに分かれていて、留学生が仕事をするとき、また、雇用主が留学生を雇うときに必要なことが掲載されている。
これから学生ビザで一定の条件の下での就労を考えている方は、一度このサイトをご覧いただくといいと思う。