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自信には2種類あって、一つは、過去の自分と比べて今の自分が成長したと感じられるときに持つことができる自信。もう一つは、他の人と比べて自分が抜きん出ていると感じられるときに持つことができる自信。これらの自信については、以前にこのブログでも書いたことがある( 「自信」)。

この2つの自信は結局相対的なものだ。過去の自分や今の他人と比べて今の自分を相対的に評価し、その結果を自信につなげている。

そこで以前のブログでも書いたのが3つ目の自信、つまり「根拠のない自信」だ。これは、その瞬間、自分自身を信じることがどれほど強くできるかどうかがポイントだ。つまり絶対的な自信と言えるかもしれない。

でも、通常自信があるというときには、「自分はこれだけのことをやったのだから」と過去の自分からの成長を根拠にしていたり、「周りの人は自分よりも経験が少ないから」などと周囲の人との比較を根拠にしていることが圧倒的に多い。言い換えれば、自信を持つためには今の自分を何らかの基準で相対的に評価する必要がある。

けれど本当に「自信を持っている人」というのは、相対的に今の自分を評価しているのだろうか。ちょっと違うような気がする。かといって、根拠のない自信かといわれると、それも違う。

そう考えると、自信を持っているように見える人は、実は自分では自信を持っているとは感じていないのではないか。それは自信がないという意味ではなく、何か他の力が「自信を持っている」ように他人から見えるだけではないか。もっと言えば、相対的な評価から生まれる「自信」などは所詮たいしたものではないし、根拠のない自信などはほとんど持つことができない。つまり、自分に自信があるとかないとかいうことは、それほど重要なことではないのかもしれない。自信は、過去の自分を振り返ったり、他人を見たりして感じることで、今の自分の中に感じたり持っているものではないのかもしれない。

だから、自信がないからできませんとか、自信が持てるまでやめておきます、などというのは全く論外で、それは単に自分に対する相対評価が低いだけだ。それを自信がないというのであればそうなのかもしれないけれど、もしそうなら、自信などというのは本当にたいしたものではないだろう。そして、自分の中に自信があるかどうかなどほとんど気にする必要もないだろう。

「自信」など、考えているほどにはそんなに重要なことではないのかもしれない、とふと感じたので、今回つらつらと自信について書いてみた。